まず作者の豆知識に興奮。キミが好きだーとと、桜木の後ろ姿に興奮。
俺だけではないはずだ笑
車椅子バスケの中にも、沢北的な奴がいて。井上雄彦すげぇ。。
車椅子の清春が昔は、陸上をやるスプリンター。でも父親の願いはピアニストで。と一見やりすぎとも思えなくもないこの設定に全く無理やり感を感じない。しかも、ピアノ〜陸上への目覚め〜父親の理解〜走れなくなるまでという、ここまで濃い内容を1巻のうちにまとめ上げるのは本当にすごい。しかも読みやすい。
環境に文句を言ったって仕方がない。
かの志村けんも、ネタ専念したいから辞めさせてくれと言った弟子に対しこう言ったという。
『ダメだ。お前、この3年の間に何もやってないじゃないか。環境を変えたら自分ができると思っているかもしれないけど、やる人はどの環境にいても絶対にやるからな。俺もドリフターズに坊や(付き人)で付いていたときに、坊やの仕事をしながらメンバーやスタッフを笑わせていた。与えられた環境で何もしていないお前は他へ行っても何もできない』
ほんんんんんとうにその通りだなと思った。
なぜなら自分がそうだから。そうだったからにしないといけない。変わらなければいけない。少しづつ、少しづつでも。
才能というものは残酷かもしれないが、確実に存在する、
容姿や体質骨格なんかが特にそうだ。
でも、もう一度書くが、環境や境遇に文句を言っても仕方ないのだ。
何も変わりやしない。
俺の場合は、できない自分や、ダメな自分、それでも人に優しくあろうとしたり、なんやかんや真面目な思考に走る自分に少し酔ってるところもあった。こう書くとなんやかんや俺は自分のことを結構好きなのかもしれない。とても気持ち悪くて、大嫌いとも思うけれど。