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四畳半神話体系

  • 2020年3月11日
  • 2020年5月11日
  • アニメ
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私の好きなアニメ5本の指に入るであろう怪作、傑作である。

原作は森見登美彦。監督は湯浅政明。

私が中学の不登校時代。深夜のテレビを新聞の番組欄を頼りにザッピングする中、少しだけ垣間見た作品の一つである。(その他、化物語、けいおんなど。我ながら凄い時期に見ていたなと思う)

しかも5話。ほんわかの回である。後から見て、あの時見た作品だ!と気づいた。

当時ネットなんぞフラッシュアニメを見るのが関の山で、ほとんど使ってなかった。深夜にアニメがやっているなんてことを知らずにみて、なんだこれはと思った作品である。そもそもアニメ=サザエさん、ワンピース、NARUTOなどだったので、最早これはアニメなのかという認識だったように思う。

深夜のテレビにはこういうジャンルがあるんだなぁなんて思ったものだが、やはりアニメという括りに収まらず異質なものだった。

驚嘆するべきは森見登美彦の文体である。悪く言えばくどい笑 だが私にはそれがとても魅力的に写った。1話目の冒頭から早口言葉の様に連なる言葉の洪水は、海外の視聴者をしてJapanese Rapと評されるのも無理からぬ話であろう。そんなJapanese Rapと異質な絵柄でいきなり面を食らわされながらも、オズが登場した頃には既に夢中になり、宮沢賢治の引用で文系男子の私はもう虜である。

批判するならば、最終話の小津が可愛すぎる、失敬。変わりすぎるので、それまでの10話の中に少しでいいので、最後の小津の一面を垣間見える瞬間が欲しい。最早別人である。

あと、これはより主観が強い意見だが、樋口師匠の唄。なんとなくやだw

9.5点。

傑作ですので未見の方は直ぐさま見るように!

しかし人を選ぶのは間違いない。

 

ひと昔前そこら中にあったレンタルビデオ屋が潰れまくったのも頷けるほど便利であり、その中でも多分一番いいやつだと思われるから紹介しておく。いわゆる配信サイトだ。チェックしてみてくれい。

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