Youtubeにあった津田健次郎の実写があまりにも良すぎて気になっていた作品。
一気に5巻まで読む。
不死身の龍と恐れられるやくざが引退し、主夫になって家事に奮闘するというお話。よくありそうで見たことない、誰でも思いつきそうで思いつかない設定だと思う。
ヤクザ×主夫で見事に化学反応が起きている。
出来ない主夫ではなく、出来る主夫として描かれており、それに小麦粉=白い粉 犬=警察といったヤクザ特有の言葉の言い方、受け取り方、行動によって物語が展開していく。
テンポがよくノリがよくとても読みやすい。
基本1話完結のギャグ漫画なのだが、何がいいって、オチが微妙にズレてるのだ。斜め上という表現は不適格だが、なんだろう。お笑いでいう裏切り方、それが多いのだが全部上手。そこに着地しちゃう!?みたいな。
Youtubeの実写動画の話に戻る。その実写された漫画のオリジナルを読んだが、これに関してはオリジナルを超えていた。
最初にそれを観たからかもしれないが、そう思った。原作を知らないはずなのに完成度高けぇと思うのも無理からぬ完成度だ。こういうのに金出して映画一本取れや。くそが。
ちなみに筆者の一番好きな回は、3巻収録24話のヒーローショウの回である。
別漫画であるが、ヒナまつりのノリに少し似てるなと感じた。