好きな映画10本の指に入るぐらいの名作だった。
hideの芸術性と似たモノを強く感じた。この映画の影響絶対受けてるだろってぐらい。
アングルから、演出、次々にでるギミックはとてもこだわりを感じた。
思い返してみても、退屈な絵が思い浮かばない。観るものを飽きさせない、とてもエンターテイメントだった。
個人的に抽象と現実がごっちゃになってどっちなのかよくわからなくなり、最終的にどちらかも示されない演出や、絵的に面白いというだけで根拠のない描写は嫌いなのだが、この映画は違った。
例えば、主人公が監禁されているところへ、ヘルプマンというお偉いさんがサンタの格好をして現れるのだが、話を終えた後、去り際にこれから私は孤児院だという”なぜサンタの格好をしていたのか”という理由が明瞭に示されている。
ごっちゃになってるシーンはあるのだが、ちゃんと(寝る時に見る)夢である。ようするに都合がよくないのだ。
そんなところがたまらなく好き。
この映画の公開日を調べたらなんと1985年だった。これは目下私の一番好きな映画No.1であり続けるBack to the futureと同じ年である。
どないなっとんねん1985年。
今の方がもっと綺麗ですごい映像をCG的には作れるだろうが、このセンス、絵的な面白さはなかなか出せないし、驚き、楽しさはアナログ感と今と比べて稚拙なCGだからこそ、際立ち出せたものではないだろうか。
見事だった。
近いうちに絶対もっかい観る!!!